ばんない写真館
表紙写真>2006年度>月ヶ瀬の梅と伊賀上野1
2006/3/27(月)。
ついについに…いって参りました。関西有数の梅の名所「奈良県月ヶ瀬村」に。
おっと間違えた。今年から広域市町村合併により「奈良県奈良市月ヶ瀬」に変わりました。
が、奈良市中心部からの交通アクセスははなはだ悪く、JR奈良駅→近鉄奈良駅→月ヶ瀬尾山(旧月ヶ瀬村役場前)行きのバス(ちなみに奈良交通)は
1日4往復
しかありません。一応JR関西本線には「月ヶ瀬口」なる駅がありますが、そこからのバスは月ヶ瀬中心部の遙か手前で終点です(奈良県なのになぜか「三重交通」が運営していたこの系統は2006/3/31を持って廃止となりました。こちら(adobe readerが必要)つまり「月ヶ瀬口」駅からは月ヶ瀬の中心にはたどり着けないということに。)
関西有数の梅の名所ということで、梅の開花期間は臨時バスが1時間に1本の割合で増発されます。が、今年はご存じのような異常気象で今頃梅が満開です。しかし本来ならこの時期は梅は散っています。…つまりもう臨時バスは終了済_| ̄|○
結局朝9:33近鉄奈良駅前発月ヶ瀬方面行きのバスに乗車するため、かなり早起きして近鉄奈良駅に向かいます。ちなみにこの9:33のバスを逃すと次のバスは昼13:33発までありません…。
近鉄奈良駅付近に奈良交通のバス停は散在しているので迷わないように要注意。月ヶ瀬行きは「4番乗り場」。”高天”交差点の北東隅にあります。こちら
ちなみに2006/3/27の状態は…
平日の朝なのに(○。○)
まあ、並んでいる人はほとんど老々男女ヾ(--;)でしたが。これだけ人が待っているのですから、当然バスは満員でした。
途中、円成寺や柳生の里で降りる人は何人かはいたものの、ほぼ寿司づめに近い状態でバスに揺られること1時間、月ヶ瀬尾山に到着。
ただし以前当コーナーで紹介した「京都の秘境・広河原」へ行く道に比べると
時々見通しの悪い急カーブはありますが2車線ですし
ハイソな感じのゴルフ場は見えただけでも3カ所もありましたし、ずいぶん都会だなあ、とヾ(^^;)
実はこの村では過去にこういう痛ましい事件があって被害者が土葬(○。○)されたという話を聞いていたので、八つ墓村ヾ(^^;)みたいな所を予想していたら、全然違った…。よっぽど広河原のほうが「八つ墓村」である。
ただ、バス料金¥1400(片道)というのは乗車時間や道路状態を勘案すると京都バス広河原行き(ちなみに片道¥1050)と比較してボッタクリのように感じました。
月ヶ瀬尾山のバス停から、道をやや逆に戻ると由緒ありげな土産物屋さんが2軒有ります。この間の細い道を右へ曲がると梅林への道です。(迷わないように注意)
ちなみに地図はこちら(1) (2)です。
※地図を見てわかるように、月ヶ瀬観光会館付近から尾山に登るというコースもありますが、坂がかなり急になるのでお奨めできません。
また、梅が見頃なのは天神神社のあたりまで。その下に行くと梅が分散してしまうのでこのあたりで尾山バス停方面に引き返すのがいいかと(特に団体観光やマイカーで観光に来た方)
☆月ヶ瀬梅林のあまり当てにならない地図f(^_^)
カーソルが「←」から手に変わるところは写真があります。
月ヶ瀬の梅林は江戸時代から名所として知られ、大正13年には国指定名勝となりますが、梅林を使った副業が戦後ふるわなくなったこと(染料の媒染剤を作っていたらしい)、高山ダムの建設などで一時は全滅の危機にもあり、現在は地元の方の植林でここまで盛り返してきたそうです。
私は尾山バス停から梅林道を下まで降りましたが、所要時間は休憩なしで1時間強です。
問題はこの後。
月ヶ瀬から脱出する奈良へ帰るバスがこない。
ちなみに嵩口バス停の時刻表
左が三重交通 右が奈良交通 ※クリックすると拡大写真表示
奈良方面のバスは15:15(しかもこれがなんと最終)まで来ません。ちなみにこのとき12:15_(。_゜)/
三重交通を見てみると(こっちも一日5往復…)12:33に次のバスがくるらしい。ということで方向としては全く正反対の伊賀上野方面に下山することに。
おまけ:嵩口バス停の図
三重交通と奈良交通が並んでいるというのは不思議な図ではある。
続きはこちら