ばんない写真館
表紙写真>2005年度>政令指定都市の秘境・広河原の旅1
2005/11/21に
するっと関西3dayカードを使って行ってきました。
するっと関西3dayカードの小さい文字で書かれた注意書きを見ると「京都バスは全線適用」と書いてありましたので
「それって、あの京都市最果ての広河原まで行けるって事?」
となり、実験ついでに試してみようと言うことに。
京都市内某繁華街より乗車。
実は乗り継ぎの地下鉄を1台乗り過ごし、ぎりぎりだったが、バスの方が遅れていて_(。_゜)/間に合いましたf(^_^;)
ちなみに広河原行きのバスは1日4往復しかありません(○。○)
ところがこの日は沿線にある京都産業大学の受験日。上賀茂神社前から非常に渋滞しておりました。
この上賀茂神社あたりから、この鞍馬への道はマンモス大学への通学路なのに1車線というところが数カ所あります。
これが笑福亭鶴瓶の母校として有名なヾ(--;)あの大学です。
結構ここでも紅葉綺麗でしたが。※クリックすると大きな写真が表示されます
その後、二軒茶屋→市原→二ノ瀬→貴船口→鞍馬…と、叡山電車と並行してバスも北上。
これは市原あたりの風景を車窓から。
この時点でかなり道幅があやしくなってきているのが分かりますでしょうか。しかし、住宅は非常に多いです。この辺は実は大阪への通勤圏だったりします。叡山電車は京阪電車と出町柳駅で接続しているので。
しかしこんな郊外の住宅街な風景はここまでで、二ノ瀬あたりから山中深い雰囲気になってきます。
そして観光地である貴船口、鞍馬を過ぎ、鞍馬温泉を過ぎると遂に一軒の民家もなくなります。
(貴船口・鞍馬あたりで既に道幅は1車線で、観光地の道路で通行量が多い割には厳しい物がありますが)
鞍馬温泉を過ぎたあたりで交通規制をしている京都バスの職員さん
花背峠の反対側にいる警備員さんと無線で連絡を取り合って交通規制されています。退避路もない狭い急坂の割には交通量が多いのでこの方の指導には従いませう。
この後、噂の「百井別れ」を含む、この街道一番の悪路区間「花背峠越え」にはいる。そこを普通サイズの路線バスに加えて奥の峰定寺+美山荘に行く普通サイズの観光バス+福井県方面からの抜け道利用車が結構走るというのだから、実はここ、隠れた腐道だろう。
ヘアピンカーブ(しかもガードレールが無くて谷底丸見え(○。○)の連続 …
※クリックすると大きな写真が表示されます
ここが噂の百井別れ(車上より撮影)
切り返しがないと曲がれない(苦笑)ヘアピンカーブが名物なのですが、やはり速度が出ているバスから撮るのは駄目でした(^^;)。下に見えている更にへぼい林道みたいなのが国道477号線です。この道を真っ直ぐ行くと滋賀県の琵琶湖大橋に出られます。無事行けた場合の話ですが。
林の中に立て看板が立っているのが分かりますでしょうか?一応国道の交差点の道案内の看板らしいです。余り意味がないような気もしなくもないけれど…いや、普通の人なら常識から考えて鞍馬方向に直進するでしょうからやはりいるんでしょうね。でもこの道普通の人が利用することあるんでしょうか?ヾ(--;)
百井別れについて知りたい方はこちらで
国道の真髄を知る 国道を行く 3桁国道放浪記
この百井別れからバスの走っている道は府道から国道に変わりますが、道幅や舗装状態やガードレールの設置状況は
全く変わりません(と言うよりむしろ悪くなっている?)。
この道、道幅狭いし、急だし、カーブ多いし、最悪の道なのですが、実はここの旧道というのは更にひどい道だったそうで。
いまはこの旧道はハイキングコースとなり、この日もハイカーの人が一人「旧道別れ」という林の中のバス停で降りて行かれました。このバスは日帰りのハイカー利用が非常に多いバスでもあります。(しかし女性一人のハイカーって大丈夫なんかいな、と老婆心)
旧花背峠について詳しく知りたい方はこちらへ
うねうね峠越えをすることおよそ20分。鞍馬を出てからようやく初めての集落「別所」を通過。
…もはやここが100万都市の一角という面影は全くない。
先ほど通過したばかりの鞍馬が「都会でスタイリッシュな町」ヾ(--;)に思えてくるのが恐ろしい。
何故か愛宕大明神を祭ったほこらが多い。愛宕山とは離れてるんですけどね。
石碑の後ろに後光のように棒をいっぱい指しているのがこの地域の特徴?
※この3枚の写真はクリックすると大きな写真が表示されます
道幅は相変わらず狭く、ほぼ1車線しかないが
国道である(^^;)
花背山の家 別所集落の北端にあります。※クリックすると大きな写真が表示されます
京都市教育委員会のセミナーハウスで、学校の研修などで非常によく使われている。土日にはここへの直行バスが出ていることもある。阪神大震災の時、被災した学童の避難所にもなった。
この別所集落は鞍馬以北では最大の集落で、小・中学校もあります。
喫茶店らしいのが数軒あったので休憩するのも良いかも。この後休憩地点は大布施のA-COOPまでしばらくありません(○。○)
※別所は時間的には後述の峰定寺の後に撮影した物です。
花背山の家グラウンドのバス停を過ぎると、又しばらく集落が無くなり、鬱蒼とした林の中の狭い道を走る。
次の集落はバスで走ること10分先の大布施(おぶせ)・八枡集落。ここは広い地域に民家が点在しているところだが、消防駐在所(日本で唯一らしい)やこの地域でただ一つのスーパー「A-COOP」、ガソリンスタンド(モービル)もある。昼間のバスに乗ったときには地元のオバアちゃま達がこのバスに乗って「A-COOP」に買い物に行く風景に出くわした。
大布施付近(ピンぼけで申し訳ありません)
ここは広河原に行く府道と国道477号線の分岐点で、窓の向こうの細い道が国道477号線。ガソリンスタンドも477号線側にあります。実はこの写真で看板も見えているのだが(写真左側の民家の軒あたり)
この先コンビニとかよろず屋などは一切無いので、マイカーでお越しの方はおやつなどここで調達しておくように。
バスの方は国道に入らず、府道を更に北上し、点在する集落をすり抜けること10分ほどで「大悲山口」に到着。ここで下車
バス停大悲山口近辺を大悲山道側から撮影 ※クリックすると大きな写真が表示されます
ここは別所・八枡・広河原というひろ〜い地域でかなり貴重な公衆電話(しかもカード電話だぞ(^^;)がある。ちなみにこのあたりは山中になりますので携帯が使えるかどうかがあやしいです(○。○)
大悲山口バス停の時刻表 ほんとに京都市か、ここ…。※クリックすると大きな写真が表示されます
乗客はまだ5人ほどいたが、ここで降りたの私だけだった_| ̄|○
ここが京都の秘境「峰定寺」への入り口ですが、ここから峰定寺まで歩いて30分はかかります。
この看板があるので、まず山道に迷い込むことはないでしょう(^^;)
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