ばんない写真館
表紙写真>2009年度>城崎温泉と「黒部の太陽」1
※行った直後のショートレポートは
こちら
遂に念願の城崎温泉に行って来ましたー
が、日帰り⊂(。Д。⊂⌒`つ
青春18切符で、同一県内なんで楽勝だろうと思っていたのが
大間違い
片道4時間(○。○)
…伊丹空港からこっち方面(
但馬空港)へのローカル便が出ている理由、ようやく理解できました…(T-T)
しかし、そういってしまっても18切符の回数は残っているので、
消化ヾ(--;)もかねてGO!
今回は悶絶の往復8時間のため、旅のお供として本を準備。
行き先が城崎温泉ですからもちろん志賀直哉『
城の崎にて (新潮文庫)』
…ではなくて
この3冊_(。_゜)/ 特に右端…(○。○)
左から『
大正十五年の聖バレンタイン』、『
大正ロマンをチョコレートに包んで』『
闇の男―野坂参三の百年 』です。
3冊とも移動中に読んでしまいました…さすが移動時間往復8時間(^^;)
まずは姫路まで移動。ここまでは新快速の本数が多いので非常に楽ちん。
ここで播但線に乗り換え。
途中の寺前or福崎までは1時間に2本程度。
まあまあの本数。
※クリックすると拡大写真表示
※右横の時計に注目
播但線の車両は、この
暑苦しい赤色が特徴。
ちなみに寺前までは電化されています。3〜4両編成で運行。
また、冬季期間はドアは手動
(ドアの横に押しボタン有り)でしか開閉しません…しかし、関西中心部住民はこういうことに慣れていないので、いつまで経ってもドアが開かず、ぼーっと突っ立ってしまう羽目になる…。
ところで、去年まで播但線のホームは地上にありましたが、高架化工事完成に伴い、ホームも移動していました。
新ホームより見る旧ホーム
各駅停車で揺られること約40分、乗換駅の寺前に到着。
この先は非電化区間になるため、同じ播但線ですが乗り換えになります。
左、中:寺前駅で乗り換えた気動車 同じ赤色でも「無骨なオッサン」ヾ(--;)という感じです。
(中写真は播但線終点の和田山駅で撮影した物)
右:姫路〜寺前間でお世話になった電車+寺前駅 正面は壁のよう、昔の大阪環状線の車両っぽいです。
社内はこんな感じです。至って普通。
但し、沿線のほとんどがトイレのない無人駅のため、1両編成気動車なのにトイレ付きです。
また、ワンマンカーなので
バスみたいな料金表があります。
ここまでも田舎でたる〜い感じの風景が続いていたのですが、いよいよ気動車での山越え区間に入り、トンネルが増えてきます。
左の写真は長谷駅〜生野駅間のどこかから写した光景。生野駅は有名な
生野銀山があったところです。今じゃ銀山より
あの煎餅屋で有名かなヾ(^^;)
ちなみに生野駅近辺が分水嶺になっており、生野駅を過ぎると川の流れが逆向き(北向き)に変わります。注意して見ると妙な感じで面白いです。
こうして気動車各停で揺られ続けること40分、まだ3回目(○。○)の乗換駅・和田山駅
に到着。
ここの駅の名物は…
駅弁!
播但線・山陰本線の乗り換えホームである1・2番線ホームにあるこの小さな立ち食い駅そば屋がこの駅唯一の駅弁販売所でもあります。
ちなみに和田山駅の駅弁を担当しているのが
福廼家総合食品。現在販売している駅弁は2種類(和牛弁当と釜飯)しかありません。また販売数が非常に少ないので、絶対に入手したいときには事前に電話予約しましょう。
…かくいう私も、和牛弁当が欲しかったのに、目の前で先客に大量?に取られるヽ(`Д´)ノ
…で、やむを得ず
(をい)残っていた釜飯を買う…
釜飯って、情緒はあるけど、容器がかさばるから意外に困るんですよね。
中味はこんな感じ
お味は、かなりうまい!!!です。残り物に福!ヾ(^^;)
普通駅弁の釜飯といえば鶏肉が入っていることが多いのですが、ここはさすが但馬牛生産地の地元の駅弁屋という事で牛肉時雨煮。甘辛くておいし〜い!真ん中に「丹波産駅弁」を密かにアピールする黒豆も、意外にご飯に合ってます。
これはお奨めできます
ただし容器がかさばりますけど(しつこい)
肝心のお値段ですが、釜飯・和牛弁当共に
1つ¥1000です。
ちなみに同じ店で売っているきつねうどんは1杯¥350だったかな?
和田山駅のもう一つの名物が
機関車庫。
※両写真ともクリックすると拡大写真を表示
右側の写真でよく分かりますが、既に周囲の線路も撤去され、荒れるにまかせた様子の廃墟でございます。
かつては生野銀山からの客を乗せた播但線から山陰線へ乗り換える人などで和田山駅は重要な駅として大変にぎわったのだそうです。その名残がこの機関車庫なのです。
残念ながら現在見学は出来ません。和田山駅のホームから眺めるだけ。
現在も本数はかなり減りましたが、和田山駅は乗り換えの重要な駅ではあります。
播但線経由城崎温泉行特急「はまかぜ」
…抜かされました(T-T) 新幹線に抜かれても悔しくないけどこの手の特急に抜かされると妙に悔しい…ヾ(--;)
こっちは福知山経由篠山口行きの普通。
新快速と同じ車両でした。
こうして和田山駅で待つこと
30分、ようやく次の乗換駅に行く普通が来ましたので乗ります。
更に延々と揺られること30分…
最後(そして4つ目…)の乗換駅豊岡駅
に到着。
※クリックで写真大きくなるよ
豊岡駅は兵庫県北部の中核駅。
北近畿タンゴ鉄道(旧JR宮津線)の乗換駅です。車両がブルーでおしゃれ。
そして豊岡駅のある豊岡市は兵庫県北部の中心都市でもあります。
一応江戸時代には
豊岡藩って物もあった、らしい…(をい)。その隣にあった出石藩の方が有名ですけどね
仙石騒動でヾ(--;)
ここでまたまた乗り換え時間30分(○。○)なので、駅前をうろうろしてみまーす。
左:駅前の大型スーパー 右:地元を支える
但馬銀行本店
たまーによく見ると城下町らしい建物が残っていたりします(
右側写真クリック)。
実は、豊岡駅で途中下車したのは「
鞄の自動販売機」を探すためだったのですが、思いの外遠くてたどり着けず…(しかし、後日偶然検索中になんと
豊岡駅構内にも鞄の自販機があることが判明_| ̄|○)
そうこうしている間に城崎行きの列車の発車時刻が近づいてきたのであわてて駅に戻ります。
※クリックで写真拡大
写真左に停まっているのが浜坂行き(城崎温泉方面)。またまたディーゼル気動車。
右に停まっているのが、先ほど和田山駅から乗ってきた普通で、そのまま折り返して福知山に戻るようです。
あと訪問当時は松葉ガニシーズンラストだったので、ホームにも「かにかにエクスプレス」の幟がはためいていました(^^;)
豊岡駅を出てしばらくすると進行方向右手に円山川が見えてきます。
写真は余りうまく取れてませんが(-_-;)、天気が良いためか水はエメラルドグリーンに輝いていて、ちょっと感動してしまいました。
玄武洞駅
豊岡の次の駅がここです。
「
玄武洞」という有名な観光地はこの駅から渡し船に乗って対岸にあります。
ちょっと興味があったのですが、日帰りではとても不可能なのであきらめました。
そして、この玄武洞から約5分、ようやく目的地の城崎温泉駅です。
…
続く_(。_゜)/