ばんない写真館
彦根城博物館の横から、本丸へ行く石段が延びています。
ちょっと急ですが、そんなに長くないので急がなければ大丈夫。
実はこの道が…
天秤櫓の真下を通り…
ぐるっと回り込んで階段を上がると…
天秤櫓の門前に至るようになっています。
さっきの道は天秤櫓前の空堀を兼ねているというなかなか考えた設計ですね。
時代劇にも
時には某大名の城の大手門として
時には柳生屋敷の正門としてヾ(--;)
…
まあ、時代劇ファンには非常におなじみの建物だと思います。
名前は長櫓の両端が二階建てという変わった形から来ています。
先ほど訪れた「彦根城博物館」が完成する前までは、実はこちらの櫓を博物館として利用していました。
現在は通常公開されていませんが、今回は築城400年記念と言うことで「招き猫」の展覧会を…_(。_゜)/
※招き猫は2代彦根藩主・井伊直孝の故事により誕生した縁起物という説があります。
まあ現代の招き猫がほとんどだったかな
(→要は印象に残ってませんヾ(--;)
ただ、パネルだらけで内部構造が全く見られなかった
佐和山多聞櫓と違い、こちらは中の構造がよく観察できたので興味深かったです。
この天秤櫓、豊臣秀吉が建てた長浜城の大手門を移築したとか、或いは石田三成の作った佐和山城から移築されたとかいろんな伝説がありますが、移築らしいことは事は確かなようですが、どこからの移築とか、事の真相はいまだはっきりしてないようです。
ただ、同じ彦根城内で移築伝説があった西ノ丸三階櫓は、修理の結果移築は否定されてしまったようなんで、この天秤櫓も「?」ではありますが…
古風な「野面積み」造りの石垣がよくわかります。
しかし壁にひび割れ…痛々しいな…。
次はいよいよ
天守閣のある本丸へ向かいます。
続く。