以前から噂は聞いていたのですが、あの瓢亭からのれん分けを許されたという超めずらしい料亭・瓢樹に行って参りました。 吉兆同様、一般庶民ではそう何度も食事できないと思うので写真取ってきました(^^;) ※瓢亭についてはこちら 門前だけリポート_| ̄|○ ※吉兆についてはこちら 神戸吉兆でごめんなさい?
場所は新町六角を西に入ったところ、逓信病院の近所です。 町屋と言うには立派すぎる建物、こんなのがまだ残っていたことに驚きます。とある日本画家の屋敷が人手に渡って、現在は料亭になったとのこと。 式台(玄関) 生け花が立派。 ※クリックすると拡大写真 「京の町屋」といえば必須の「中庭」ですが、ばっちり手入れされています。 ※クリックすると拡大写真 廊下沿いに3箇所ありました(さすがは元日本画家邸)。実際はもっとあるかも。 室内のしつらえもさすがです というかこんな町屋少ないぞ 左:茶室とその水屋 中:廊下 右:お食事を頂いた座敷(椅子席なのは老人仕様かヾ(--;))
では肝心の料理に参ります。 今回頼んだのは「花遊膳」(はなゆうぜん)、お弁当と点心の中間みたいなコースです。 巨大なあんどんとお造り登場。 ※写真の一部をクリックすると拡大写真を表示 あんどんは、時節に合わせて祇園祭の山鉾の絵が貼られています。…季節毎に張り替えるのかな? お造りは鯛とかイカとか。無難にうまい。いかに焦げ目が入れられているなど、盛りつけが麗しいのがさすが。 あと、つけ醤油がおもしろかった。京都の料亭はたまりを使うところが多いですが、ここは生醤油だったと思います。 お造りを完食したら、あんどんOPEN! 踏み台 跳び箱が入っていました… 上段 いわゆる「八寸」。 半熟卵が入っているのが、ここが瓢亭ゆかりの店であることを密かに主張。ちまきは祇園祭に便乗した企画かな。ちなみに中身はハモの蒲焼きのお寿司でした。他キュウリの和え物や枝豆、鴨ロース(…苦手)など。 中段 焼き物 加茂茄子の味噌田楽。(゜Д゜)うまーい これだけでご飯一杯はいける。 下段 煮物(左上)、焼き物(下)、胡麻豆腐(右上) ※写真一部クリックで拡大写真表示 この頃にはご飯やお吸い物も登場。 胡麻豆腐は上にウニがのっている。吉兆のそれもおいしかったですが、こちらの方もなかなか。さらっとした感じだったかな。 焼き魚はおそらくスズキだったんではないかと思います。さっぱり塩味。添え物の酢レンコンの芸が細かい。 煮物はがんもどきやこいも等。無難にこなす。がんもどきはお手製かも。 ご飯(写真右上):さっぱり青シソご飯。 お吸い物(写真右下):ジュンサイや海老、椎茸など。めっちゃ良い味だった〜家庭じゃ再現できねーヾ(--;) おまけ(^^;):湯呑みの模様も瓢箪。 他にデザート(シャーベット)がついて、¥4620でした。…30代以下ではおいそれとは手が出にくい?(つд`) このメニュー、昼しかやってないのでご注意を。 最後はぶたさん→ に見送ってもらいました。…蚊が多いのね>町屋
立地がいいのと、建物の良さ、勿論料理もおいしくて、それでいて本家・瓢亭ほど敷居は高くないので、おすすめです。 私もまた機会があれば行きたいです…。 ちなみに夜は弁当メニューが一切無くなりますので、本家ほどではないにしても、恐ろしい値段になります>この店
五味調和 懐石瓢樹 075-211-5551(TEL)075-211-6555(FAX) 水曜日と第三火曜日は休みです。 公式HPはありません(今のところ…)。