ばんない写真館
表紙写真>2006年度>萬福寺>その1(総門〜斎堂)
総門 ※クリックすると拡大写真を別ウィンドウで表示
萬福寺にはいるには絶対くぐらなければならない門。屋根の形状や、朱色のペイントなど、中国風である。
総門をくぐってしばらく石の参道を歩くと、また門が見えてくる。
三門 ※クリックすると別角度の写真を別ウィンドウで表示
この門自体は日本の他の禅寺にもあるそれと同じ雰囲気だが、脇の塀には脇門(一般人の通行は不可)があり、これまた中国風である。
ところで、萬福寺はここで拝観料を取られる。わたしは「¥800ですね」といって払おうとしたら係員のおばちゃまは「¥500です」という。よくよく聞いてみると、ここで通常拝観料¥500を払い、秋の特別拝観料金はさらにこの中で追加として支払うという(○。○)…つまり、拝観料合計¥1300ってか。高すぎるぞ。
ちなみに、通常拝観料に限りするっと関西3dayカードの提示で割引料金¥450となる。
山門を入って向かって右手に
文華殿の門 総門を一回り小さくしたような形である。
…を見ながら、参道を進んでいくと正面に
天王殿。
これは明朝以降の中国の禅宗寺院には必ず建てられた物、だが、日本の禅宗寺院では余り類例がない。
真正面にはメタボリック野郎布袋様、その裏側では韋駄天様がお迎えしてくれるのが形式。
天王殿で布袋様or韋駄天様にお願いした後は向かって右に曲がり、回廊を歩いていく。そこに見えてくるのが
聯燈堂。※クリックすると拡大写真を別ウィンドウで表示
この横手には、この寺が煎茶発祥の地となったことを記念する「売茶堂」という中国風の建物などがありましたが…写真がない(T-T)
聯燈堂から本堂「大雄宝殿」まで連なる諸堂(天王殿裏からの写真)
左から「斎堂」「伽藍堂」「鐘楼」 松林で見えにくくてすみません…。
「伽藍堂」も日本の禅寺では類例のない建築。「伽藍堂」では何か分からないが「関帝廟」と言えばわかりやすいだろうか。
中をのぞくと関帝が祀られている。※クリックすると拡大写真(ピンぼけぎみ)を別ウィンドウで表示
隅の方には華僑の方であろうか、先祖供養とおぼしき祭壇が祀られていて、ここが特殊な寺院であることを思い知らされる。
向かってその左隣が、今回の特別公開の対象になっている「斎堂」。
外から見たら、普通の日本の寺院と余り変わりないですね(^^;)
この斎堂の軒に、手前の柱に隠れて分からないが、有名な「開"木邦"(かい-ばん)」が釣られている。これを叩いて修行僧に行事の開始時間を知らせた。木魚のもとになったとも言われている。
で、余り知られてないが、この海板の先には「生飯台」という石の台座。ちなみに「生飯台」と書いて「さばだい」と読む。これは地獄に堕ちた人に対してのお供え物をおいていた…といわれるが、ここに食べ物おいたら、鳥の絶好のエサ場のような(^^;)
この斎堂の入り口の横に特別展の受付があるので、¥800を払う。…嗚呼痛い(^^;)
¥800も取るくらいだから、かなりすごい物があるのでは…と思っていたら
中はパイプイスがずらり_| ̄|○ 実際に今も修行僧の会合場所として使っているそうだ>斎堂。飾り付けが中国風とも感じましたが、何しろパイプイスの列に圧倒されて、後の記憶がない(^^;)
京都古文化協会から派遣されたとおぼしき学生バイト君が必死になって中の説明をしてくれた物の、何しろパイプイスしかないような場所なので説明に窮している印象を受けた(苦笑)
次は「手前の柱」こと「大雄宝殿」へ向かいます。 次のページへ
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