きものの邪道。
着物の邪道>草履とカバンを作ろう!
2005年、何を思ったのか
お揃いの生地で草履とカバンをオーダーメイドしよう!
と一念発起し、2005/2/9、完成して到着しました。
その一部始終を参考までに。
(1)生地を購入する
オーダーするならこれ重要。
家にある端切れでもOKですが、今回は礼装につけてもおかしくない物を作りたかったので、別の
店で購入しました。
今回利用させていただいた店はこちら→
みやこさかえ
こちらの方の「
帯の端切れ」コーナーに面白い物が転がっています。値段もまあまあ安いかと。
私が今回購入した生地はこれです。
(2)草履屋さんにオーダー。
…といっても、今はオーダーを受けてくれる草履屋さんが近所にある人なんて
非常に稀。
でしょう。京都に住んでいる私でも『ハローページ』見ても載ってませんでしたから(T-T)
デパートに頼もう物なら、逆に店にある物を買うように奨められるのが落ちかと。
こう言うとき、インターネットって便利。最近わずかですが、通販でオーダーを受けてくれる草履屋
さんがぼつぼつ出てきました。
藤龍(大阪市)
ゆめ工房(兵庫県芦屋市)※オーダーは草履、下駄のみの模様。
池田工芸(東京都)
今回私が利用したのは「藤龍」さんです。カバン・草履・下駄それぞれパターンが多いのがお薦め。
(3)デザインを選ぶ
HPに記載されている中から、オーダーしたいデザインを選びます。
この時注意しなければいけないのは「用尺」。どこのHPでも「必要な生地の長さは○○cm〜」と
書いてあります。店にも寄りますが、大概「37cm×○○cm」の生地が最低でも必要と言うことです。
私の場合、カバンはイメージが固まっていたのですんなり決まりましたが、
草履の方は用尺と予算とにらめっこしてかなり迷いました。
結局注文したのはこれ。
かばん 草履1 草履2
(4)店に連絡+生地を送る
まずは店にメールor電話で連絡を。
この時に商品の疑問点があれば、徹底的に質問して解決しておきましょう。
※注文後では修正の効かない部分も多いです!
店に注文する旨連絡して、それから郵送などで生地を店に送ります。
※到着が心配な場合は配達記録郵便を使うと良いかも(一寸割高になります)
(5)お金を振り込む
藤龍さんの場合は生地到着後にお見積もりと振込用紙が返送されてきます。
この振込用紙を使って振込です。
※この内容に疑問がある場合はやはりメールor電話で解決しておきましょう。
(6)商品の到着
藤龍さんの場合ですが
物にも寄りますが、振込後に作業に入り、2週間〜3週間後に納品、という流れのようです。
私の場合は2週間余り後に商品が届きました。
完成した商品は予想以上の出来映えで、満足(o^.^o)
【集合写真】
あまりにうれしくて汚れるのが怖いのでビニール取ってませんヾ(--;)
【カバン】
左:取っ手をつけた状態(クラッチとしても使えます)
右:ふたを開けた状態
【草履1】
左:斜め上から見た草履 「舟形草履」と言われるタイプで、かかとの高さは5.5cmです。
真ん中:真上から見た草履 上手く柄のバランスを取って下さってたので感謝感激。
右:クリーナーと替えかかとが付いていました。デパートで買うとここまで親切じゃないところが多い…。
【草履2】
左:斜め上から見た草履 「防寒草履」と言われるタイプで、かかとの高さは4.4cm。
真ん中:真上から見た草履 上の「草履1」とほぼ同じ位置に柄が来ています。さすが。
右:草履の裏。スパイク金具が付いていないので、余りつるつるしたところでは滑るかも?
※草履1と草履2で横の革の色が違うのは、藤龍さんの担当者のアドバイスによる物です。
実は非常に不安だったのですが、革の色は生地の色とほとんど同じ!予想以上の仕上がりでした。
ちなみに今回のオーダーにかかった料金の合計は…
- 生地代:¥5120
- カバン制作費:¥5600
- 草履1制作費:¥9600
- 草履2制作費:¥10400
- 切手代:¥120
合計:¥30840 でした。
高いか安いかは皆様の判断にお任せしますが、関西ではまず防寒草履なんて入手困難ですので(^^;)
まあ良いお買い物だったかなあ、と言うのが感想です。
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