きものの邪道。
きものコレクション>印伝の合切袋
ヴィトンばかりじゃなくて、日本の伝統技術にも関心があるぞ
(我ながらわざとらしい…)
ということで。
3年ほど前から良さそうな物を探していたのですが
デザインが今ひとつあか抜けない物が多く(→暴言)
半年前に偶然検索中に、これをみつけました。→
珍しい印伝の合切袋
「これだ!」
…ところが購入ボタンを押そうとして見つけたこの一文
「この商品はただいま
売り切れです。」(○。○)
その後、
お店(五代目 池庄)
に問い合わせると、受注で生産するとのこと。で、予約して待つこと半年…
ようやく完成しました! 到着した状態。 梱包丁寧。
わくわくしつつ、開封。
本体と印伝の説明書など。
※印伝本体をクリックすると柄の部分を拡大表示します
漆なのか革なのか、開封すると独特のかおりがします。
この商品は甲州印伝でおそらく一番有名なメーカー「上原勇七商店」の製作による物です。が!池匠漆器店の特注商品のため、上原勇七商店では販売してないと言う代物。
画面で見ると生成地に印伝プリントといった風合いですが、実際は山吹色です。
模様は伝統的な「鶴菱と三桝」…ですが余り古さを感じさせないのは印伝には珍しいカラーだから?
そして印伝独特の黒漆のドットが細かいです。…写真じゃ分かりにくいですが。
この形は「合切袋」とか「信玄袋」とか言われます。
「合切」は身の回りの小物一切合切を入れるところからきたと言われています。
「信玄」…は印伝の名産地・甲斐国の有名人が武田信玄だったから無理矢理に結びつけられた…らしい…?参照こちら
中は黒地(絹100%)で、割としっかりしたポケット1つ(ファスナー付き)
ちなみにファスナーはYKK製(^^;)
サイズ:高さ24cm×幅19cm×マチ5cm…ちょこちょことした物を入れると一杯かな。
口もしっかりとした部品で、紐も正絹の組紐です(ちなみに色はチョコレート風味の茶色)
…実は、パッと見た感じヴィトンのモノグラム・マルチカラーっぽいところに惹かれたのですがヾ(--;)
実物は似て非なる物でした。
当たり前か
一般的な印伝は二色の物が多く、このようなカラフルな物は珍しいです。でも渋いので男性が持っても変ではないと思います。
購入店→
五代目 池庄
※本業は漆器屋さんです。わっぱの弁当箱がお奨め。
購入価格→¥16500(税込価格 ¥17325)
【おすすめ】きものをお安く買うなら、下のリンクもお試し下さい↓