ばんない写真館
こちらからの続きです。
再び車に乗り込んで出発。30分弱で
「ジャガーミュージアム」に到着。
ここはキラウェア火山に関するミニ博物館兼ハレマウマウ火口を見物する一番のポイントでもあります。
これが博物館前から見た火口。
おっそろしい噴煙です。といっても火口から離れた高台なので熱さなどは全然感じないのですが。むしろ標高が高い(約1250m)ので半袖ではひんやりします。
←ちなみにこれは噴煙ではなくて、火口の反対方向です。
火口から噴出する噴煙の塵のため、火口を境目にして西と東で全く天気が違います。
これはジャガーミュージアムの駐車場ですが、向かって左の今にも雨が降りそうなのが西、晴れなのが東です。
ジャガーミュージアムは小さい博物館+説明が全部英語
(当たり前か)で理解不能なため、簡単に流す_(。_゜)/
火山の噴石とか、今までの噴火の歴史のパネル展示などがありました。
次に「
キラウェアビジターセンター」に向かいます。ここも実はキラウェア火山に関する博物館らしい。
ビジターセンター脇にある「世界遺産」の碑。キラウェア火山は世界自然遺産の一つなのです。
このビジターセンターお向かいには世界でも珍しい「
活火山の火口ぎわにあるホテル」こと「
ボルケーノハウス」があります。
ここでランチです。ボルケーノハウスで洋食…ならかっこいいのですが、なにしろ超絶激走日帰りツアーなので、そんな高い物ではありません(T-T)。カイルア・コナの「
YOKOHAMA」つー日本食料理屋の幕の内弁当でした…あの、日本立ってまだ2日目で全然日本食懐かしくないヾ(--;)
昼食休憩(30分ぐらい?)が終わった後は、溶岩窟見物
です。溶岩窟はハワイでは「ラバ・チューブ(Lava Tube)」といわれています。溶岩が冷えるときに、中が空洞になって残った物です。日本でも富士山麓で見られる「氷穴」と同じです。ラバ・チューブはあちこちにあるようですが、今回見学に行くのはビジターセンターから車で5分ぐらいしか離れていない
こちら。
さっきのビジターセンターとかハレマウマウ火口が嘘のように鬱そうとしたジャングル。ハワイが熱帯の島であることを改めて感じさせます。
…といっても、何故か虫もいないし意外に暑くありません。標高のせいでしょうか。ちなみに、ハワイにいる間一度も蚊に刺されませんでした。
洞窟の中にはいると暗いです。
しかし旅行客が多くてフラッシュで明るかったりして_(。_゜)/
ちなみにここのラバ・チューブの全長は100mもないのではないでしょうか。普通に歩いてたらあっという間に外に出てしまいます。ガイド氏によると「日本の某心理研究家が癒しの空間とかパワースポットとか紹介しているらしい」とのことでしたが、個人的には富士山麓の氷穴の方がパワースポットっぽい印象です。観光客多すぎるせいでしょうか。
この次は、今回のメインイベント・「溶岩流見物」へ向かいます。
去年まではハレマウマウ火口を回って南側からクレーターロードという専用道を通るのが定番コースだったのですが、今年から溶岩流の向きが変わったため、見物スポットが移動してしまいました。今回はいったん東側の町・パホアに入り、そこから1990年〜現代まで続く噴火に伴う溶岩流で消滅した町・カラパナに入ります。
カラパナ方面への道 天候一変、大雨です。
雨が止んだと思ったら、怪しげな看板のある道へ…。
※クリックすると拡大写真表示
実はここはカラパナのメインストリートだった道。
溶岩流で町ごと流され焼き尽くされた後、観光のために突貫工事で造った道です。
なので、アップダウンが激しい…(舗装はされてます、ダートじゃないよ)。
と思ったら
何かモクモクしてきたー!
このちょっと先が駐車場で、溶岩流の観察地点までは更に歩きます。
一応入り口には監視員の方も。
※看板に何か書かされているのが今回のガイド+運転手氏です。監視員の方は日本語が書けないので代わりに注意書きを書かされたのだ(^Q^)
ここからの道は、ハイヒールやローファーでは絶対危険です!足を取られて転倒する可能性があるので、参加する予定のある方は必ず運動靴を履いてきて下さい(ツアーの注意書きでは「ハイキングシューズ着用」とあったが、そこまでたいそうな物でなくても大丈夫)。ともかく滑りにくい靴で。
では皆様お揃いのへろへろの救命胴衣(もどき)を着用して出発。
きつい道ではない物の、足下が危ういため口数が少なくなる…
目的地はまだ先のよう…。
進行方向右側には噴煙が見えますが。
足元を見ると溶岩の筋や割れ目がくっきりと。
でも、ここを溶岩流が埋め尽くして10年ぐらいしか経ってないのに、もう草が生えてきているところもあります。
駐車場からだいたい500mぐらい歩いてきたところで
海が見えてきて、行き止まりのようです。
で、パッと右を見ると
溶岩流キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!
恐ろしい噴煙のように見えるのは、溶岩流が流れ込んだときに一気に海水が蒸発している水蒸気です。火口からかなり離れているのに…自然の怖さを間近に感じます。
音もなく立ち上っていく水蒸気…
こちらは拡大写真。溶岩流が海に流れ込んでいく先からどんどん水蒸気があがってます。
ちなみに、この観測地点から、この溶岩流の煙が上がっているところまで500m弱しか離れてません。
…まあ、これ以上近寄らない方が身のためでしょう…。
このあと、今回のツアーに参加した全員で記念撮影。
そして
その反対側で手を振ってくれていた売店?の皆様(^^;) 皆様にばか受け。
※ガイド氏の話によると、この売店の方の本業はハワイアンバンドでの演奏。たまに海外(日本含む)に出てハワイアン演奏で荒稼ぎし、帰国中はここの売店?でお商売されているとのこと。もしかしたらあなたの近所のホテルにも?
帰りはきた道を元に戻ります。
改めて溶岩流のすごさを確認します。
荒涼たる大地ですなー 駐車場はここからまだ300mぐらい離れてます…。
ところで、先述したようにここは「カラパナ」という住宅街だったのですが、溶岩流で消滅したのは先述の通り。
駐車場から見た、溶岩流の先にも断続的に残る道。ここ通ってカイルア・コナまで行けたらしい。ついこの間まで。
今では、先ほどの熱い溶岩流の上をまたぐことになるので当然危険です。
※クリックすると拡大写真表示
しかし。
元住人の中には、
「やっぱりカラパナがいい!」
と、元に戻って来ちゃう人がいるのだそうです。
…またいつ危険地帯になるのか分からないのでガスは勿論、電気も水道も通ってないそうですが。
※右側の写真はクリックすると拡大写真表示
ここで主な観光は終了。…ですが、次のイベント?に向けて出発します。
続く。
続きはこっち。