ばんない写真館
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2007年5月某日、京都は相国寺
で開かれていた伊藤若冲展に行って参りました。
近年評価が高まっている江戸時代の日本画家にして「最強のニート」ヾ(^^;)ともいわれる伊藤若冲は相国寺縁の画家でもあります。多数の絵を相国寺に寄贈しました が 明治時代の廃仏毀釈の際、財政的に逼迫していた相国寺はその多くを明治天皇に寄贈し援助を得ることで生き延びました。なので、伊藤若冲の作品の多くが現在宮内庁所蔵となっています。
今回はそれらの里帰り展覧会なのです。
しかし平日なのに結構な人出でした。
若冲人気ありすぎ。
展覧会会場である「承天閣美術館」
…前はもうちょっと古い建て物だったような。
ここは
拙別館HPのネタとちょっと関係のある美術館だったりします。
林の向こうに見えている屋根が承天閣美術館です。
にしても、手前のテントに一方通行と進入禁止のマークがあるところが、この展覧会の人気ぶりを物語ってます。平日は思っていたよりは空いていましたが。
美術館の内部はこんな感じ。コンクリート打ち放しで、意外に広かったです。
出品されていたのは「動植物彩絵」(宮内庁三の丸尚蔵館蔵)など若冲の代表作が多かったです。
※当然ながら展覧会場内部は写真撮影禁止のため画像がありません。御了承下さい
<以下おまけ>
宗旦稲荷
相国寺の境内にある小さな稲荷神社です。こんなのあるとは知らなかった。
「宗旦」とは千利休の孫・千宗旦のこと。江戸時代の初期、この近くで宗旦に化けて人をたぶらかした狐がいたそうで、その狐を祀っているとされます。
南蛮寺の礎石
※写真の立て札をクリックすると説明を拡大表示
相国寺の南隣にある同志社大学の図書館前にヒッソリとあります。
南蛮寺は織豊時代に建てられたキリスト教会ですが、其の発掘を同志社大学が担当したことで礎石が寄贈されました。ここに礎石があることで誤解されがちですが、実際南蛮寺が建っていた場所は別の所です。
同志社大学アーモスト寮
相国寺正門門前にある「これが学生寮?!」と言うくらい立派な建物です。
確か男子専用寮だったような。
ただ、数年前から寮としての使用はやめていたような(記憶が曖昧)