2007年4月某日、満開の桜の美しい、そして観光シーズン真っ盛りで人混み真っ盛りヾ(^^;)の京都に行って参りました。 しかも行き先は京都国立近代美術館 平安神宮の近くで、京都でも最も観光客多いところの一つ_| ̄|○ 今回の主目的は「アールデコのジュエリー展」でした。展覧会の内容自体は、デザイン画が多く、やや期待はずれだったのは残念。
このあたりのサクラ。 地下鉄東山駅から白川を抜ける平安神宮方面への近道。逆光なので、写真では曇りみたいですが、実は快晴でした。 この道、穴場なので実は結構お気に入りです。自家用車の方は通り抜けできません(道が狭すぎる)ので注意しましょう。 写真向かって右手のマンションの1Fに以前拙日記「日々精進?」で紹介した「オ・タン・ペルデュ(Au Temp Perdu)」があります。
平安神宮鳥居付近交差点 桜もすごいが、人(ごみ)もすごい。 何とも風流な屋形船。 「十石船」といい、この時期のみの運行です。くわしくはこちら(平成19年度版の情報、毎年日程変わります)。 右手に見えるコンクリートの近代的な建物が、今回の主目的地・京都近代美術館です。 乗船の競争率はかなり高いようです。乗っている人がうらやましい。
京都国立近代美術館の展覧会は既述のように「いまいち」ヾ(^^;)だったので、館内の写真OKの場所から撮った写真など。 左:館内から見た平安神宮の大鳥居と京都市美術館 中:比叡山と黒谷金戒光明寺、真如堂付近。 右:ウェスティン都ホテル方面 ※クリックすると別ウィンドウで拡大写真を表示
せっかくのサクラ日和の上、展覧会がしょうもなかったのでなので、足を延ばすことにしました。 べたすぎる京都観光名所ヾ(^^;)平安神宮 写真見ただけで分かりますが、平日なのに多すぎる観光客…。(中国からの団体客多し) 左:白虎楼 中:本殿…みたいに見えるが、実は拝殿。平安宮大極殿の縮小復元と言うことはあまりにも有名。 右:蒼竜楼 西側にあるのが「虎」東側が「竜」というのは、中国の四神にちなんだ物というのは高松塚古墳の絵などで知っている人も多いかと。 …にしても人多いですね。 ここはしだれ桜(紅しだれ)の名所として有名で、写真でもちょっとですが写っています。
ここで休憩。かなり前から行きたかった「タルトタタン」(逆さアップルパイ)で全国的に有名な「ラ・ヴァチュール」へ向かいます。 場所はこちら。 外観 ※右奥にある黒板をクリックすると本日のメニューが見られます ちょっと古い感じのマンションの1Fにある路面店です。実はこの南隣にも喫茶店があるので、間違えないように。まあ、南隣の方はヤキソバランチとか全然メニューが違うので、まず間違えることはないと思うが…ヾ(^^;)。 店内はこんな感じ。素っ気ないですが、趣味的な雰囲気が漂ってます。京都のいわゆる「一癖ある喫茶店」と言うところでしょうか。オーナー夫妻はお見かけせず、大学生のバイトらしいウェイトレスが数名。 ということで、ここの名物 タルトタタン(右)と紅茶。 この感想は拙日記「日々精進」にて書いております。
桜日和なので、疎水べりを歩いてみることにします。 冷泉橋付近 場所はこちら 疎水がカーブする辺り 場所はこちら ※クリックすると別ウィンドウで拡大写真を表示 観光コースから外れるためか、先ほどの平安神宮から徒歩5分程度の所なのに誰もいません。 このあたり ※クリックすると別ウィンドウで拡大写真を表示 やはり地元の人ぐらいしかいなーい。観光コースからちょっとずれると、こんなに美しい桜を独り占め?です。 ただ、観光コースにならない理由も歩いていると何となく分かります。
遊歩道の方は、いわゆる「地元の人の犬の散歩コース」になっているということで…あとはご推察下さい。観光コースとしてどうこうと言うより、自分たちの生活環境のために、地元の方の意識向上を願いたいところです。はい。 先ほどの橋から5分ほど歩くと 舟だまりが見えてきました。 この辺り 疎水建設当初は水運の要所として使われていたのですが、もちろん今は船での輸送は行っていません。 今は京都市民の上水と電気を支える場所となっています。 疎水管理事務所と琵琶湖疎水建設の推進者であった北垣国通第三代京都府知事。※銅像クリックすると別ウィンドウで拡大写真を表示 立っている場所はこちら(なので間近では見られません)遊歩道にある説明版はこちらとこちら …まあ、京都で小学生時代を過ごすとどれくらいえらい人か必ず教えてもらえる、はずですたぶん(今はどうなんだろう…) 管理事務所のそばに小さな水門があります。 ここが大正3年(1914年)に完成した水力発電所・夷川ダムです。一応まだ現役です。…発電能力は低いですが。 場所はこの辺り 関西電力による説明はこちら 当初の疎水には発電所はなく(その必要性も考えられてなかった)、その後の計画で付け足された物です。それには西郷菊次郎(西郷隆盛の長男<戸籍上は次男>)が関わっているらしいのですが…(参考こちら) このダム(というにはしょぼいが)周辺はこの遊歩道でも最も美しいところです 左:近景 右:やや遠景
疎水はやがて鴨川と合流します この辺からホテルフジタ方面を。 鴨川を渡って、更に歩きます。 すると、琵琶湖疎水より約200年前に角倉了以によって造られた運河・高瀬川の基点 一の舟入に到着。 ※クリックすると別ウィンドウで別角度の写真を表示 場所はこの辺 ここも平安神宮ほどじゃないですが、結構な観光スポット。でも人は少なく、京都らしい場所なので私はお勧めです。 周囲にはちょっと敷居の高い割烹料理屋やフランス料理店が多いかな。一時期「変な外人」の一人として知られたジェフ・バーグランド一家もこの近くの町屋に住んでられます(プライバシーの理由により場所はひ・み・つ)。 この近くで一番敷居が高くないのは「がんこ二条苑」。元々は敷居のたかーい料亭だったところを居酒屋チェーン店の「がんこ」が買収したところで、比較的お安くで料亭気分が味わえます。…味の方は期待しないようにヾ(^^;) この北側には 島津創業記念資料館 が風情ありげに建っており 一の舟入の橋近くには 角倉家屋敷跡の石碑がひっそりと。 今は日本銀行になっていますので当然中には入れません(T∀T)※角倉家の屋敷の一部と庭は二条城内に移築されています。こちら 高瀬川沿いをぶらぶらと南側に歩いていくと、川沿いに突然大きな石碑が見えてきます。 場所はこの辺り。 「こんな都会の真ん中に、巨大な墓が!しかも2つも!」…と、知らない人が見たら驚くのも無理はありません。 向かって左側が「大村益次郎の慰霊碑」右側が「佐久間象山の慰霊碑」です。…幕末を代表する偉人2名は、なんとほぼ同じ場所で暗殺されました。 ちなみにこの2つの石碑、高瀬川の西側に建っており、北垣国通銅像同様に反対側から見るだけで近くには寄れません。
この辺りになると御池通りが見えてきます。散歩もほぼ終了。地下鉄「京都市役所駅」から地下鉄利用して帰るも良し、更にぶらぶらと先斗町を下って四条河原町方面まで出るのもいいかも知れません。