う゛ぃtの納戸。
う゛ぃtの納戸。>幻のヴィトン本『ルイ・ヴィトン その秘密と全製品カタログ』
今ではいろんな会社がヴィトン特集をした雑誌をバンバン売っておりますし
当のヴィトン自身が公式カタログ売ったりしてますが(ちなみに¥1050)
ヴィトンが公式カタログを販売するようになったのは1993年。それ以前はヴィトンにどういう商品があるのか、客の方では把握不可能だったわけです
…のはずなんですが、一度だけ非公式?カタログが販売されたことがありました。
それが
『ルイ・ヴィトン その秘密と全製品カタログ』(グラフ社)です。
※一部不鮮明な箇所があることをお詫び申し上げます
この本についてはこちらのサイトで発行と絶版の経緯が詳しく説明されています→
こちら(MONOGRAMER)
表紙のモノグラムが本物とは
数mm間隔ズレを起こしていたのが絶版の理由だったようです…
たまーにネットオークション等に出ても¥○万円とか言う法外な値段で取り引きされちゃう(らしい)この本を
このたび縁あって入手しました!…あるちいさな図書館にあるのを見つけて借りたのですが_(。_゜)/
内容は
- ヴィトン経営陣や工場などの取材
- (1978(昭和53)年当時の)全製品カラー写真一覧+当時店内のみで閲覧可能だったらしいカタログ
…とヴィトンヲタクには確かにたまらない内容です。
版権の関係もありますので、一部だけちょっとご紹介
ヴィトン一門の紹介ページより 現社長もまだ営業部長でした(ちなみに27歳だそう)
ヴィトン本店スタッフ紹介ページより
昭和53年の時点で既に日本人店員がいること、そして彼女の
強烈な容貌に驚きヾ(^^;)
商品紹介ページより 懐かしい廃盤品が出てます!
ところでこのページに「今後は高級品志向を強め普及品は廃止する方針」ということが書いてありましたが、今のヴィトンの路線といえば…びみょー(^^;)。
いや〜鞄のデザインもさることながら、店員さんの制服など時代を感じますなぁ。
ちなみにこの商品紹介ページにもちらっと写っています「この当時の店内用公式カタログ」ですが
こちらで一部を拝見することが出来ます(☆o☆)
この本の著者である西尾忠久氏は公式HPもお持ちですが
こちら
この本を読むと、「一癖ある方だなー」…というのが感想です。悪く言えば「気取り屋」「キザ」
(死語?)そのものの方でしょうか。
今でもよく言われる「ヴィトンに行くときには正装して行け」「ヴィトンの鞄で行く旅行は超高級ホテルしか泊まってはいけない」とか言う知識は、どうもこの本が発信源のようです。
でも「キーパル
(ママ)の語源は鍵(Key)から作った合成語」という
真っ赤な嘘知識も書かれてます(-_-;)…本当に半年間渾身の取材の末に書いたのだろうかこの本…ヾ(^^;)
しかし、それを除いても非常に興味深い内容の本であることには間違いないと思います。
ちなみに西尾氏は2007年秋に
『プレミアム・モノグラム大図鑑』(交通タイムス社)という、やはりヴィトンのヴィンテージ物についての本を書かれています。こちらは2007年中なら本屋でも入手可能かと。
さて、紹介させていただいたこの本、
復刊.comでリクエストもされているようですが、何しろ絶版の経緯がヴィトン本社とムニャムニャ…というだけに、復刊既定人数に達しても復刊は難しいような気がします。
今回私がやったように、田舎の小さい図書館にまだ所蔵されている可能性があります。復刊待てねーヽ(`Д´)ノというかたは、一度地元の図書館や同県内の小さな図書館のデータベースを検索かけては如何でしょう。
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